Tasting Note:よなよなエール ”YONA YONA ALE”

in #japanese7 years ago

This is my first posting to Steemit.
I'll take it easy, posting about beer, music, lifehack, blockchain, and …beer !

巷で噂のSttemit、おそるおそる初めて投稿。。
ビールとか音楽とかライフハックとかブロックチェーンとか、あとビールとかについて気ままにつづっていきます。
たぶん日ごろ飲んでるビールのテイスティングノートが多めになります。

【よなよなエール ”YONA YONA ALE”】

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1996年に長野県に設立された、株式会社ヤッホーブルーイングにより製造されるビール。アメリカ産ホップがもたらすフルーティな柑橘系のアロマ、ほんのり感じられるモルトの風味と艶やかな琥珀色を特徴とし、特に最高級アロマホップとアメリカンエール酵母のエステル香が織りなす、マスカットや熟したオレンジのようなアロマが持ち味。世界3大ビール品評会の一つ、「インターナショナル・ビア・コンペティション」の”アメリカン・ペール・エール部門”で、世界初の8年連続金賞を受賞している。醸造に使われる浅間山系の水は、ペール・エール発祥地のイギリスの硬度に似た性質を持っており、このビールの味わいに欠かせないという。伝統的なエール・ビールの製法にこだわっており、炭酸はナチュラルカーボネーション(自然発泡、後述)製法を採ることで、まろやかな味わいを実現している。

<客観的 Objective data>
・原産国:Nagano, Japan (日本、長野県)
・スタイル:American Pale Ale(アメリカン・ペールエール)
・醸造法:Top-fermantation(上面発酵)
・原材料:麦芽、ホップ
・ウォート組成:ー
・アルコール度数::5.5%ABV
・色:Amber
・味:fruity, citrus aroma, firm bitterness(しっかりした苦み), medium full body(コク&ほんのり甘い)
・料理:-

製品オリジナルWEBページ(日本語):http://yonayonaale-store.com/products/list2.html
輸入販売元ページ(モルソン・クアーズ・ジャパン(株)): http://molsoncoors.jp/brand/

<主観的 Subjective data>
・Color:Amber(琥珀、アンバー)
・Head(泡):foamy, white head(ほんのり琥珀に色づいた粘りのある泡持ちの良いヘッド)
・Clarity(透明度):clear
・Aroma:pine, fruity, tropical fruit, flowery, a little bit molty like bread
     (パイン、トロピカルフルーツ、華やかな香り、わずかにパンのような麦芽感)
・Balance(苦味と甘みのバランス):malty and little sweety, moderately strong hop flavor at finish of taste
                 (モルトの甘みとフルーティなフレーバーを強く感じる。後味にホップの中~中強の苦味とフレーバーが現れる。)
・Mouth-feel(口あたりとコク):medium-full body, little creamy(ミディアムフル、クリーミーさ)
・Finish(後味):hop dominant(ホップの苦みが支配的)
・Carbonation(炭酸):moderately week, fine bubbles makes creemy mouth-feel
          (炭酸量は少ないが、粒が細かく、クリーミーさを与える。)
・Total Comment(全体の印象)
やや濁りのある鮮やかなアンバー色に粘りのある泡持ちの良いヘッド。開栓と同時にパッと広がるパインを思わせるフルーティな香りトロピカルでフローラルなアロマ。しっかりしたボディに、クリーミーな口当たり。立ち上がりでモルトの甘みとフルーティなフレーバーが強く感じられ、それらと入れ替わりに、ホップの豊かなフレーバーと苦味がじんわり現れてくる。後味には柑橘系と弱いローストのフレーバーが残る。まるで南国のトロピカルジュースを感じさせる、多彩で華やかな味わい。シーザードレッシングのような酸味の効いた強い味付けの火を通した魚・肉料理に合う印象。単体でも十二分に楽しめる味。

<参考>
”アメリカン・ペール・エール”について
"ビアスタイル・ガイドライン1208 with the category"(日本クラフトビール協会)より。

86.アメリカンスタイル・ペールエール [Category G] アメリカン・ペールエールの色合いは、濃いゴールドからカッパー(銅色)の範囲内にある。このスタイルの大きな特徴は、アメリカン・ホップがもたらすフルーティーかつフローラルな柑橘系アロマ。ホップの苦味はミディアムないしミディアム・ハイ。フルーティーかつフローラルな柑橘系アロマがホップ・アロマの一部を構成していれば、ほかの品種のホップを用いても可。モルト風味はローないしミディアム・レベル。ボディはミディアム。麦芽のカラメル香があってもよいが、低レベルでなければならない。フルーティーなエステル香については、ミディアムからストロングの範囲のレベルが求められる。ダイアセチルは感じられないか、あっても非常に低レベルルに抑えること。低温白濁は許される。

初期比重(プラート度):1.044− 1.050(11− 12.5)
最終比重(プラート度):1.008− 1.014(2− 3.5)
アルコール度数:4.5− 5.6% ABV
ビタネス・ユニット:30− 42 IBU
色度数:6− 14 SRM(12− 28 EBC)

<備考>
後味に、柑橘類の果皮の油分を感じさせるえぐみと収斂味を感じるが、これがダイアセチルやDMS等によるオフフレーバーによるものであるのか、もしくはアメリカ産ホップを多用していることによるものなのか、要するに、造り手の意図したものなのかどうかが、現時点では判断と想像がつかないため、判断を保留し、今後の課題としたいが、このビールについてもし仮に好き嫌いが分かれるとすれば、ここで挙げた後味は重要なファクターになるだろうと感じられる。

○ビールのカーボネーションについて
ビール醸造におけるカーボネーション(炭酸ガスをビールに込めること)には3つの方法がある。
1.プライミング:瓶詰めの際に少量の砂糖を加え(プライミング)、酵母の出す炭酸によって瓶内にて炭酸を込める方法。
2.強制カーボネーション:ビールに炭酸ガスを強制的に吹き込んでカーボネーションする方法。主にプロが行う方法。
3.ナチュラルカーボネーション:発酵(主に発酵後期)により発生する炭酸ガスをそのままビールに自然に溶け込ませる方法。一部地ビールメーカーで行っている。

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