【散歩】たみ散歩「東京・菊川」 Vol.26 江東区と墨田区の境目に位置する下町を散策する！①

只管マイペースに徹するたみ散歩。「皆さん! 最近歩いてますかぁ!? 散歩っていいですよ！」と言っていたのは地井武男さん。「皆さん!新しい発見はありましたかぁ!?大発見っていいですよ！」はたみ散歩です笑。

今回のたみ散歩は江東区と墨田区の境目に位置する下町「菊川」をご紹介したいと思います。この菊川は東京23区の東部、町の東側を運河の大横川、南側を人工河川の小名木川と接する街です。都営新宿線で唯一墨田区に所在する駅で、同区最南端の駅でもあります。

菊川駅の都営新宿線の駅番号は「S12」で御座います。

今回の散歩マップ。

5.9kmを2時間19分かけてぶらり散歩致しました。

今回もちょっとした気晴らしです。この辺りは昔墨田区に住んでいましたので、慣れ親しんだ街でもあります。つれづれなるままに新しい景色を皆様と共有していきたいと思います。

「菊川駅前」の交差点からスタート致します。

ここは「三ツ目通り」と呼ばれる東京都道319号環状三号線と「新大橋通り」と呼ばれる東京都道・千葉県道50号東京市川線が交差する街としても知られます。この辺りは碁盤の目のように道路が整備されております。

中華料理店「フーチン」。

ここは汁物以外はテイクアウトもできるお店です。この後皆様にも圧倒的なコストパフォーマンスの中華料理をご紹介したいと思います。

NHKの朝ドラ「半分、青い。」にも使われた下町菊川の老舗スイーツ店「シュベーネ」さん。

誕生日のシーンでシュベーネさんのデコレーションケーキが使われたようです。下町スイーツもご紹介したいと思います。

「宮田製作所跡」。

陸王と共に戦前を代表するオートバイ・メーカーだった宮田製作所跡です。この宮田製作所のように世界のオートバイメーカーの中には、製銃工場から自転車工場へ、そしてオートバイ製作へと転身していった例が見られます。

宮田製作所は、1913（大正2）年には早くもトライアンフ（英）を模倣した試作車旭号を完成させ、1935（昭和10）年からは175ccのアサヒ号軽オートバイの量産を開始しました。宮田製作所は国産の自転車を最初に作った会社であり、アサヒ号モーターサイクル1号車は大正3年に警視庁に納められ、時の首相大隈重信の護用車として使用されていました。

バイク愛好家の中では、宮田製作所の『アサヒ ゴールデンビーム FA2』（1954） という250ccの単気筒モデルも人気があったようです。

この三目通りを「言問橋」方面に進むと僕が昔住んでいた錦糸町の緑という街に行きます。

チャリでこの三目通りをウロウロしておりました。

「長谷川平蔵・遠山金四郎住居跡」

なんとこの菊川は歴史的にも有名な二人、江戸時代に火付盗賊改役・長谷川平蔵や江戸町奉行・遠山左衛門尉景元(遠山金四郎)が暮らした屋敷跡があった場所としても知られます。鬼平こと長谷川平蔵と遠山の金さんとして知られる遠山金四郎は誰しもが聞いたことのある名前ではないでしょうか。

長谷川平蔵は明和元年（1764）父の屋敷替えによって築地からこの地に移り住んだとされます。天明6年（1786）、父同様御先手弓頭に昇進して火付盗賊改役につき、8年間の在職中に石川島の人足寄場を創設したり、多くの犯罪者を更生させたことはあまりにも有名です。

その後、弘化3年(1846年)に、孫の4代目平蔵の屋敷替えにより、江戸町奉行・遠山左衛門尉景元(遠山金四郎)の下屋敷になりました。以後、名奉行の名を残す評判を集め、「遠山の金さん」として浪曲や講談に登場するほど人々にも慕われました。

江戸の町人感覚にも通じ、治安に貢献した二人のゆかりの地を歩いてみるのも面白いです。

今日はここで御終いです。

お次は「【散歩】たみ散歩「東京・菊川」 Vol.26 江東区と墨田区の境目に位置する下町を散策する！②」をお届けしますのでお楽しみに！

written by tamito0201
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