サー・ナイトアイの奇妙な能力(問題提起編)
結論だけ先に書いてしまうと「作者の人そこまで考えてないと思う」
で終わってしまう話なのですが、そこを敢えて考えてみよう(というか最近急に答えがひらめいた)
というのが今回の記事の主題です。
記憶を頼りに書いているため、おかしなところがあったら申し訳ありません。
答えをすぐに見たい方はこちらからどうぞ。
週刊少年ジャンプに連載されている
僕のヒーローアカデミアという超能力漫画に
サーナイトアイというキャラが登場します。
能力の特性
彼も能力者の一人で、こんな感じの特性があります。
・作中での呼び名は「予知能力」
・1日に1回しか使えない
・相手の目を見ることを条件に任意発動が可能
・望めば発動対象にした相手の一生分の未来から好きな部分を好きなだけ見ることができる
・見た未来は必ずその通りに起き、どんな手段をもってしても回避できない。
・能力を使っていないとき、彼に未来を知る手段も見る手段もない。
とこんな感じです。
勘のいい方ならこの時点で気づいたかもしれませんが、
作中の彼の言動と合わせて考えると、
能力として明らかにおかしい点があることがわかります。
矛盾する発言と能力効果
まず大前提として、
彼は能力発動時以外に未来を見る手段も知る手段もありません。
また、能力を使い未来を見ることであたかも事故を回避できたかのような発言もしています。
それを踏まえて考えると、この能力は矛盾の塊です。
能力で見た未知の未来をどうやっても変えられないのならば、未来を見る意味は全くないからです。
例えば車にひかれて死ぬ未来を予知した場合、能力の効果に沿って解釈すると
「車にひかれて死ぬ未来を知ったところで、どうやってもそれを回避できない」というのが彼の能力なのです。(彼が誤認してるかウソでもついてない限り)
作中では、過去にスーパーマンのような超常的な力を持つオールマイトというヒーローの相棒だったとのことで
それを踏まえて予知した未来を変えられないとなれば、能力による事象の強制力は相当に強力と考えられます。
それならそんな変な能力なんて使わないほうが、まだ未来を変えられる可能性のある分マシといえるでしょう。
当時とあるコミュニティーでもさんざん議論されたにも関わらず、
彼の予知能力に関してまともな答えらしい答えは出ませんでした。(私が見ていた限り)
「相手の未来を見られるけど見たら最後、絶対にその通りになる。だけど発動すれば事故を回避できる」
通常考えられる限りで矛盾に満ちた意味不明の能力の正体、皆さんはお分かりになりますか?
次の解決編でたぶんこうじゃない?という答えを用意しましたので
お楽しみに。