栃木での体験とクロスコミュニティ #5
Hello, I`m @Sho-T .
先日の土曜日、栃木の藤岡市に行きました。
クロスコミュニティの関係で、キクチヨーコさん、高橋 美智子さん、谷野 龍之介さんと共に訪れました。
※写真は渡良瀬で年に1度行われる「ヨシ焼き」です
(ちょうどこの日にやっていました)
背景としては、キクチヨーコさんの「大宮と栃木のコミュニティガーデン」に関する、
Polcaのクラウドファンディングに 参加したことでした。
https://polca.jp/projects/HBjTW4iFuRU
先日、「○○エコノミー」についての記事 ( https://steemit.com/japanese/@sho-t/meetup )を書きましたが、
実は、これらは全て関係しています。
エコノミーとはある種、循環です。
そして、循環は元を辿れば生態系、つまりは自然にあります。
自然こそがエコノミーの根源とも考えられるということです。
そして、その自然を生活やまちづくりに取り入れ、
持続可能なライフスタイル・文化をデザインする「パーマカルチャー」という活動があります。
パーマカルチャーは非常に進んだライフスタイルだと思いました。
上述のクラウドファンディングには、そのような背景があり、
それで参加したというわけです。
その後、キクチヨーコさんとお会いし、お話しした際に、
栃木の空き家と農地を訪問する件を伺いました。
空き家や農地を起点として、
都会の人も巻き込んだ農業体験やまちづくりに繋げていけないか?ということを
考えていくというお話にとても関心を持ったからです。
それで今回に至ったということです。
さて今回、「クロスコミュニティ・渡り鳥ネットワーク」の力を自ら思い知りました。
今回、私たちは以下のような行程を辿りました。
〜〜〜〜〜
①ヨシ焼きの見学
②空き家主さん(峰崎さん)たちとのお茶会
③空き家主さんのご主人達と、ブルーベリーの木を植えに行く
④池田農園さんを訪れる
⑤お米を運ぶお手伝いをする
⑥ワインを育てる前田さんとお茶
〜〜〜〜〜
パーマカルチャーに関心を持った翌週には、
地域の農家さんや、空き家主さんとお話ができていたことに驚きました。
これは、渡り鳥を通じたクロスコミュニティだからできたことです。
通常、都会に住む人が関心を持ってすぐに、
いきなり農家のプロフェッショナルと対話することはできません。
ブロックチェーンでもそうですが、
プロフェッショナルと素人では、それまでの経験や常識、文化、会話のフレーズが異なるゆえ、
プロフェッショナルの「カオス許容フィールド※」を素人は簡単に越えられないからです。
(※カオス許容フィールドについては、先日のこちらの記事( https://steemit.com/japanese/@sho-t/2zbb98 )を参照ください)
しかし、今回はキクチヨーコさんや高橋 美智子さんという、
「深度の異なる渡り鳥」を介するクロスコミュニティネットワークにより
今回の体験につながりました。
イメージとしては、高橋さんが、
上の図で言う兼業農家(準コア/経験理解者)とシェア農家(パーマカルチャ等/実践者)の付近にポジションされており、
ヨーコさんや谷野さんが、シェア農家(パーマカルチャ等/実践者)に位置しています。
そして、私(Sho T)が、関心者(外側/ビギナー)にいるようなイメージですね。
(あくまでイメージです)
このような「深度の異なる渡り鳥」を介して
ネットワークが綺麗に繋がるデザインができるということです。
会話や関係性がそれぞれのレイヤーの渡り鳥を通じて成り立つということですね。
こうしたデザインを起こすことは、
クロスコミュニティにおいて非常に重要だと感じました。
さて、空き家をどのように使うのか、
農地をどのように開拓し、「外側」の人たちを巻き込めるデザインにするのか。
それはこれからのテーマになるのだと思います。
イメージとしては、上記図の
準コア/経験理解者は、こうしたテーマの統括プロデューサー的な渡り鳥となり、
パーマカルチャー等/実践者が、外側の人たちが参加できる環境創造をする位置付けになるのかもしれません。
そして、外側/ビギナーは新たな渡り鳥となり、次の関心者を巻き込んでいくのです。
もちろん、このような役割などは特別設ける必要はないかと思います。
むしろ、自発的に色々と動く中で、
自然とそのような動きになっていくのではないかという想定です。
ちなみに、今回の体験の価値は相当に高いと感じました。
なぜなら、それまでそれぞれが分断されていた中で
孤独に悩んでいたり悶々としていたことが
こうしたつながりのデザインにより、
お互いの自発性によるシェアリングでWin-Winが起こるからです。
(もちろん、その兆候が見えたという段階ですが)
例えば、生産者だからこそ理解している大量生産・大量消費の社会による問題について、
都会の人たちにもその重要性を体験や交流によりシェアすることができます。
また、生産者サイドではお金を払って廃棄していたようなものが
都会では高値で売られており、それをギフトとしていただくシェアリングもあり得ました。
また、農業は非常に大変であり、孤独な作業でもあると言います。
しかし、都会から多くの方々が旅するように体験し、
まちづくりに参加できる形をデザインすることで
農家は作業コストが軽減され、初心者は体験コストが低減され得ます。
人やリソースがうまく集まり、デザインされれば、
案外なんとかなってしまうということは、想像以上にあるのだと思います。
実際、針のように尖った所に力の負荷がかかると強烈ですが、
平面に同じ負荷がかかっても全然大したことがないことと同じ理屈なのではないでしょうか。
このように、今回クロスコミュニティ的観点からも
非常に多くの発見やビジョンが見えました。
似たようなケースはジャンルに限らず、山ほどあると思っています。
そうしたケースで実際に「物語」をクロスコミュニティにより創っていき、
現実のケースにしていけたら良いなと思いました。
(ブルーベリーの木を植えたり)
(こういうのも自然ならでは)
(お米も運びました)
(様々なギフトもいただきました)
クロスコミュニティ・渡り鳥ネットワーク【価値タイズ社会の研究・実験グループ】
Sho T
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よい体験だったようですね!うらやましいです。パーマカルチャーや農業、半農半テックな暮らしから関心があります。また進展を読めるのを楽しみにしています。
Sho-tさんはこういう活動や流れを言語化して伝える役が向くのかもしれませんね 😊
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そうですね、私は異種の価値を紡いで共創させていく「物語プロデューサー」的な立ち位置を考えています。
価値タイズやクロスコミュニティの最大化を考えた時に、まずはそうした物語が最大のわかりやすいメッセージとなると思ったからです。
まさかと思えること同士を紡ぎ共創を起こすような視点はマルチポテンシャライトの強みであり、それをビジョンとして形に創っていけるのはクリエイティブ人材の最大貢献価値なのではないか、と思っています😃
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