たまには物書きらしく調べものでも #7 金融の歴史
こちらを見ると分かりますが、金融業の最初はゴールドスミスが「お金を貸して利子で儲けたら」と考えたことだといわれています。
お金を貸すことがどれほど儲けを生むのかについては割愛しましょう。
重要なのは「証書(紙切れ)で巨額のお金を動かせるようになった」という状況です。
ぶっちゃけて言えば巨額のお金がぽんと動けば世界は動くのです。まあそりゃそうだよ、とあっさり言われてしまいそうなお話ですが。
ロスチャイルド家なんかはゴールドスミスと同系です(何度もゴールドスミスたちと結婚しているのでロスチャイルド=ゴールドスミスとされているようです)。
じゃあ現在、この証書(=通貨)を発行しているひとは誰ですか、という疑問ですが、陰謀論者は「ロックフェラー財閥、ロスチャイルド財閥」と答えるでしょう。
そう、通貨発行権です。
通貨発行権を保有しているのは、中央銀行のみです。
(政府ではありません!)
日銀の場合ですと「日銀の持ち株の55%は政府が所有する」とありますから、ある意味通貨発行権は日本政府にあるのでは、と雑に考えることも可能ですが、残り45%の内訳は不明です。
ちなみに"個人"が35.9%を保有しているそうです。
ちなみに、出資額に対して年5%以内の配当が与えられるとか。となると「通貨の発行は儲かる」ということでしょうか。それとも銀行業(日銀は銀行相手に少し特殊な貸し業を行っています)での儲けでしょうか。
さておき、通貨の発行からどんな儲けが生じるのか、かなり気になりますよね。
ちなみに、ロスチャイルド一族は、BIS(国際決済銀行)を設立しております。
日銀総裁も、世界中の中央銀行総裁が集まる会議に出席し、そこでの指示に従っておりますから、ある意味では国際決済銀行の監視の下で紙幣を発行していると言えるでしょう。
さて、財閥です。
財閥の話をいたしましょう。
ロスチャイルド財閥やロックフェラー財閥、モルガン財閥、メロン財閥、デュポン財閥……このあたりの財閥の名前は有名でしょう。
ちなみに、世界の銀行資産の50%はタックスヘイブン(税金の掛からない避難所)にあるといわれていまして、このタックスヘイブンの影響力は大きいです。
米国債の海外保有は、1位の中国が$1兆2523億(135兆円)、2位の日本が$1兆1331億(122兆円)で、3位はカリブ海の金融機関による$3611億(39兆円)です。
カリブ海に金融機関はありません。
全部タックスヘイブンなのです。カリブ海にはペーパーカンパニーが数多くあります。
不思議ですね。
流石は財閥たちですね
さて、財閥の別の話でも。
世界の銀行資産は、世界のGDPの約2年分の$120兆(1京3000兆円)とされてます。
5000兆円あればその40%ぐらいですね!
5000兆円ほしいです!
世界のデリバティブの契約総額は$552兆です(2015年第1四半期6京円:BISの統計)。これは、世界の実体経済であるGDP($77兆)の10倍です。
デリバティブは金融機関同士(ロックフェラーとかモルガンとか)のマネー契約です。先物取引とかが有名ですね。
しかし数字が恐ろしいですね。実経済、実資産の軽く4倍はありますからね、デリバティブ。
デリバティブ壊れたらどうなるの
という話ですね。
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経済が不況だとか好景気だとか、そういう言葉は数あれど、経済の仕組みを勉強すると色々見えてきますね。
面白いですね。
金融の歴史、金融のしくみは特に面白いです。皆さんも、もしかしたらこのコラムで何か新しいことを発見できたとあれば、幸いです。
追記です。
FRBは米政府にドルを貸し付け、35%の利息をとっています。
実質的に米ドルはロスチャイルドが支配しているといえるでしょう……。
財閥は怖いですね。