息子誕生秘話=第9話=
このお話は、、、
息子誕生秘話
息子誕生秘話=第2話=
のつづきです。
…ていうか、息子も誕生したんでそろそろ終わり???
…いやいや、まだまだこれからなんです!
※タイの病院の入院食
息子殿を本館の新生児室?に送り届け、
大量の『三田』サインを書類にして、
再び看護師に連れられ出産病棟へ。
まだ手術室から嫁は出てきていないよう。
出産病棟の1階廊下でくつろいでいるご家族御一行さまからは、
嫁の状況より、
『どっち似だ? 鼻は高いか?』
など息子殿に関する質問ばかり飛び出してくる。
まだみんなちゃんと見れてないからね。
それを適当にあしらいつつ、
急いで3階の手術室前へ。
ひとまず息子殿は無事でてきた。
でも嫁が無事出てくるまでは、
この出産決して終わりではない!
ただただ嫁の無事を祈る30分ぐらい。
…数人の看護師?と思しき人たちが、
手術室の奥から出てくる、、、
手術着ではなく、私服ぽいかっこうで。
ん???
談笑しながら、手術室を出て、わたしの横を通り過ぎていく。
あれ???
嫁の手術は終わったの???
嫁は???
そうこうしてるうちに、
手術室奥の明かりまで消される
んんんんんん??????????
…と、さんざんわたしの心を揺さぶったあと、
嫁を乗せたと思しきストレッチャーが、
看護師1人に押されて出てくる。
どうやら無事終了した模様。
嫁は、、、麻酔が効いていてまだ意識朦朧とした感じ。
しっかりと手を握ってみる。
わずかに握り返してくる力はあるようだ。
今度は嫁を本館に搬送。
今回はご家族様御一行も車でついてくる。
息子のところに搬送かと思いきや、
別の所、産後病棟へ。
よくよく考えれば、さっきベッドに寝てるお母さんは1人も見なかったな。
産後病棟は、8つぐらいのベッドが並んだドミトリー。
ほぼ産後のお母さんぽかったけど、
そうでない方も少しいた感じ。
お母さんのベッドの横に、
赤ちゃんのケースが並べられている方もいれば、
授乳のための母乳を準備している方もいる。
付き添いのご家族がベッド脇の椅子で寝てる方もいれば、
ベッドの下にゴザを敷いて本格的に寝ている方もいる。
ちなみにクーラーはない。
入り口側と窓側全開で、
天井で扇風機が回っているのみ。
病院に来る前におじさんがしきりに
『個室がいいぞ』
といっていたが、
そりゃいいに決まっとるがな、、、と思っていたが、
そういうことか。
個室は、狭いけど、クーラー付き、
個別のトイレ・シャワー付き。
嫁がドミトリーのベッドに運ばれた直後に、
おじさん、個室へ移動交渉。
明日早朝の検診後に個室へ移ることが決まった。
嫁はベッドの上で身動きとれず。痛いようだ。あたりまえか。
時間は夜10時は回っていたかと思われる。
やっと一息といった感じになれた。
嫁も息子も、とりあえず無事に手術室から出てこれた。
肩の力が、ふーーーーーーーーーっと抜けていく。
…でも、この先なにがあって、どうやっていくのかとか全然わからん。
まぁ、その都度看護師さんが説明してくれるに違いないが。
きっと息子殿の出生届けとかもしなくちゃいけない。
タイ国にはもちろんだが、日本へも。
いろいろ考えなきゃならないこと目白押しだが、
…とりあえず、腹減ったな。。。
朝ごはん以来、何も食べてない気がする。
何があるかわからない、ゆえに、
食べれるときに食べて、寝れるときに寝る。大事!
そして翌日、衝撃の事実が発覚する!?