優しくない世界

in #japanese6 years ago

私が通勤に使っている電車路線は良く遅延するのですが、今週あった出来事で感じることがあったので書き留めておきたいと思います。

今週、人身事故があり電車が大幅に遅延・駅への入場制限がかかっておりました。

最近の電車遅延情報では、鉄道会社や駅員からの正式アナウンス以上にTwitterをはじめとするソーシャルメディアの方が情報が早いため、各駅・各線がどんな状況なのか、私もYahooリアルタイムで情報収集していました。

案の定、多数のツイートが発信されており、状況が徐々にわかってきました。

自己のあらましは、高齢者が手押しカートを手放してしまい、それを追いかけているときに電車と接触、恐らく死亡事故になっているとのことでした。

私が感じたのは、この事故に関して寄せられているコメントの数々でした。

「ふざけんな、また人身かよ。」
「そんなヨロヨロな人を外に出すな」
「今日(電車に)乗ってなくてよかった。ラッキー」
「会社に人身事故で遅れるって連絡した。ゆっくり出社できてよかった」
「しねよ」
「〇〇電鉄、マジでクソ」

事故に遭った人の被害について心配する声が全くない。
それぞれ自分の都合もあるでしょうが、人が事故にあっている状況に対して、怒りや批判の声をあげ、ラッキーだと言えてしまう事にゾッとするような気持になりました。

私は九州地方出身です。
地元の電車本数はそんなに多くないので、人身事故が発生すると影響は1時間・2時間以上と大きいのですが、そういった事故が起きた際には、皆まず事故の被害を気にしていたように思います。
「どんな事故だったのか」
「事故に遭った人は無事なのか」
「被害に遭ったのは子どもなのか高齢者なのか」

地域の差があったり、ネットという場での意見であったりと状況の差はあると思いますが、いつも通勤で一緒の電車に乗っている可能性が高い人たちの「個」の声がこのように可視化されてしまうと、やはり恐さを感じます。

自分も、満員電車でのマナーや混雑した駅での殺伐とした雰囲気には閉口するものがありますし、周囲に対して怒りを感じることがありますが、もう少し優しい世界で生きられないものか と思います。

電車で自分勝手な割込みをする人や人を押しのけて乗車・降車する人、文句を言ってくる人 に対しても
「重要な用事で急いでいるんだな」
「何かいやな事があったのかな」
「この人も大変なんだな」

という、気持ちのワンクッションを持てるようになっていたいなと改めて思いました。

以上、やや暗めの内容になってしまいましたが、今週感じたことでした。

Have a nice day☺

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これはわかります。乗ってる時はイライラしますが、やはり人身事故って聞くとドキッと心配しちゃいます。どうか手が触れただけとかの事故でありますようにって思いますもん。
私は九州在住時は最強の西鉄バスだったので、遅延は無縁でした😅

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@amblogさん
ありがとうございます。
私も西鉄バスよく使ってました☺
JRや西鉄電車、折尾⇔黒崎間のチンチン電車も良く使っていたので懐かしいです。

東京に来て、「人身事故」と聞いた時の周囲の反応がずいぶん違っているとは感じていたのですが、やはり事故に遭った方が心配ですよね。
そういう事は特に子どもにも伝えていきたいと思いました。

私は黒崎ー砂津のチンチン電車もしくはバスですね。砂津まで行くことはほとんどないのですが😅ランドマークは到津の森公園と言えば、西鉄が一番便利です。

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すごく懐かしいです。
私が学生の頃は、折尾-黒崎しかチンチン電車が走っておらず、黒崎からは西鉄バスを利用して八幡、小倉方面に向かう事が多かったです。
特に砂津行きの1番バスにはお世話になりました。
JRの方が早いんですが、バスに座って外の景色を眺めているのが好きでした。
ああ、故郷が懐かしくなってきた!

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1番バスww地元民しかわかりませんね😅私は到津が近かったので、JRはあまり使うことなかったですね😃

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東京出身者のち京都、うろうろして今ドイツです。
ネット上の書き込みはゾッとしますね。考えずに感想を吐き出せてしまうメディアも便利なものの恐ろしいです。
会社に遅れられない、学校に遅れられない、ギスギス感がギスギス感を呼んで悪い状況になっているのかもしれません。日々の疲れや混雑もこれに拍車をかけていそうです。日本のまじめさは独自の製品やサービスの精度や丁寧さにつながってもいますが、一歩間違うと犠牲も多いように思います。
社会や人にゆとり、kotaro さんが書いている気持ちのワンクッションができるように根本的な対策が必要と思うばかりです。

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そうですね。
遅れられない、きっちりしていたい.していないといけない、という精神は他に無い素晴らしいものだと思います。
おっしゃる通り、そのプレッシャーに混雑などの不快感が加わる事でギスギス感が強まってる気がしますね。
私も心の余裕が常にあるわけではありませんが、まずは気持ちのクッションを持っていたいと自覚することが大切かと思いました。

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Kotaroさんの投稿を読んだのは夜中に子どもが咳をして、子どもは眠りについたものの私は眠れずのタイミングでした。仕事やお父ちゃんとどう翌週をアレンジするかあれこれ頭に浮かんだものの、いやいやそれよりも子どもの回復が一番だと思うよいきっかけになりました 😊

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ワンクッション挟んだ人が発信をすることで、ネットの世界は次の段階に進むのかな、と思います。
ただ、ネットというのは今まで見えていなかったものが見えるようになっただけにすぎず、今までも優しい世界ではなかったのだ、とも思います。
私がこのような状況に遭遇したときは、あまりTwitterなどを見ないようにしています。
最低限の情報を得たあとは、悪い言葉ばかりが目につくようになってしまいます。
私はワンクッション挟んで発信することができないので、「発信しない」という手段をとってしまいます。

なるほど、確かに自分の目に入らないようにする事はコントロール可能ですね。
今までも優しい世界ではなかったのでは、と思うとゾッとします。
どんなメディアでも、それを目にする事で自分に与える影響力があると思いますので、その点は十分気をつけないといけないな、と思いました。
そして、発信しない、というオプションも常にあるという事を理解しておく事も大切ですね。

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たしかに社会全体が寛容さを失う傾向にあるのは感じます。ただ、Twitter上の発言は一定のバイアスがかかっている点も注意すべきだと思います。被害を心配できるタイプの人たちはTwitterでコメントしないのかもしれません。Twitter上のコメントだけを見て世の中みんながそうだと決めつけてしまうと、不寛容の悪循環を生みかねないと危惧します。

おっしゃる通りで、メディアによってバイアスがかかっているのは間違いないですね。
全ての人がそう思っているわけではない、という事も重要な示唆です。人間、一面だけを見て判断しがちなので。
この話で本当に恐いのは、単なる一面を見た人達が同調してしまう波及効果なのかもしれません。
人身事故の例で言えば、『みんな、こういう風に悪く言ってるから、自分もそう思ってそんな感じで発言していいんだ』と思ってしまうことかもしれません。

だからこそ、子ども達がこういう媒体に触れる前に十分思いやりの気持ちを伝えていきたいと思いました。

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