英語道 〜英語脳が構築される仕組みを知り効果的に英語を学ぶ
英語道 #3
みなさんご機嫌よう、Kazieです(-ノ□д□-)
今日は科学的にいきまっせぇ〜
英語は子供からやらないと覚えられないよ(ノД`)
と思っていませんか?
間違いです!
脳細胞は加齢と共に死んで行くのですが、脳自体は成長し続けます!
大人になると、脳は経験などを踏まえながらもっとシステマティックになるので、子供と同じアプローチではなく、大人に適した学習をすればいいだけの事です☆
子供だって話せるようになるまで数年かかっていますよね?でも大人の脳は理論的に考えられるので、その発達した脳を上手に駆使すれば 子供より断然早く学習できます!
では、英語道 #1で紹介したその核となる基本パターンを、脳科学を交えて解説していきます!
PDFはこちら
当たり前ですが、順序としてはインプットから。自分が持っていないものは当然出せませんよね^^;
図の「1」をご覧ください。これが大人と子供のアプローチの大きな違いの一つです。大人は辞書が使えますからね!
意味がわからないものは、読めないし書けないし話せないし聞き取れません。
当然です。
テキストやネット、なんでもいいのでわからない単語があったら辞書で調べて単語帳に記入します。
そしてこの学習基本パターンでは 単語帳が中心的な存在 になります。
単語帳と聞くと、本屋さんで売っているものを想定する方が多いのではないでしょうか?
僕が思うに、デジタル単語帳が登場した今となっては、書店に売っている単語帳はもはや過去の産物でしょう。(中学校から本当に英語をサボりっぱなしで、ガチで知識ゼロだぜ!というサムライな方は 【イラスト付き】 の単語帳なら買う価値はあると思います^^
自分に興味がないことは脳は覚えません。不要な一時記憶としてすぐゴミ箱行きです。
それに いっっっっっっっちばん大事なことは、自分が本当に興味がある/好きなことに関する単語から覚えていくことです!
なので単語帳は自分で作ってこそ真価を発揮します!
一例として
"The problem causing the insomnia differs from person to person."
という文で、"insomnia" という単語がわからなかったとします。
1. 原文を 全て コピペします。前後の文脈が重要な場合もあるのでできるだけ広い範囲をコピペするようにしてください。(映画などからフレーズを盗む場合も同様です。)
ポイント☆
全文をコピーするのは、後々参照したときに正しい使い方をしっかり理解できるからと、 思い出と一緒に記憶する ことで後に引き出しやすくなるからです。
2. 辞書をじっくり読んで意味を把握してからコピペ。(できれば英英も。英語脳ができたときにさらに深く理解できます。)
前の記事で書きましたが、用途など重要なことをしっかり押さえましょう。
さらに視覚と紐付けするために画像を入れます。googleのイメージ検索で、辞書の意味と自分のイメージに近いものを選びましょう。
ポイント☆
文字の説明だけではイメージを捉えにくく、パターン化に苦しむために脳に余計な負荷をかける上に記憶が定着しにくい。
現実世界での視覚的イメージとその言葉を紐づけることによって引き出しやすくなる上に使いどころが明確になるので、 読めるけど書けない、言えない ということになりにくい。
3. 自分がガチの会話で使うだろう文章にして書き出し、スムーズに言えるようになるまで 声に出して 練習する。
(別の記事で詳しいやり方を解説しますが、Grammarlyで文章の校正をして、Text to Speechで発音とイントネーションをチェックできます。(Text to Speechの実際の音声))
ポイント☆
文章を作る上で文法的な間違いなどを前もって正し、それを練習することによって 口に覚えさせる ことができる。口は運動神経にあたるので、脳のまた違う分野に紐付けされ、考えずとも言うことができるようになる。
話す時に「う〜んと、えーっと(使い方どうだっけ?)」というタイムラグがなくなり、会話の流れを殺さずに済む。
4. 単語帳は完成です。あとはこの単語帳を通勤時間などに見直せばエビングハウスの忘却曲線の効果も付随して忘れにくくなるでしょう。
5. ガチ会話で使う
ポイント☆
思い出との紐付けが一番強力です!上の四つを抜かしても、実際の生きた会話で使うとほとんど忘れることはないでしょう。
ただ、英会話教室などで 読み上げるだけ だと、家で1人でシャドーイングしてるのと変わらないので生きた会話とは言えず、睡眠時に脳が一時記憶として片付けてしまい、長期記憶として覚えておこうとする思い出とは程遠いものになります。だからいくらネイティブ講師がいようとも僕は英会話教室が嫌いなのです。なんかロボットと話しているみたいで、 生ネイティブとは違う んですよね。
渡航経験のある方は賛同していただけるかと思いますが、これが クラスルームイングリッシュが通用しない理由の一つです。
脳科学的解説
英語学習が他の学問と違うのは、脳の特定のエリアだけではなく、いくつものエリアを使わなければならないからです。
英語の分野ごとに単純に考えただけでも
- 単語の意味や用法などの学術的な処理をするエリア
- リスニングのための聴覚を司るエリア
- 口で話すための運動神経を司るエリア
- コミュニケーションを司るエリア
などなど(ほんとはもっとたくさんあるので、興味のある方は最後に紹介する本をぜひ読んで見てください♪)。
一見、それぞれ別ものに見えますが、脳内でそれぞれの違うエリアにある同じ事柄を紐づけることによって忘れにくくなるのはもとより、総合的に確固たる技術として習得されます。
脳は何かを習得する時に後々考えなくていいように、伝達信号をパターン化して分析しようとします。同じ電気信号のパターンが何度も起こると、その神経伝達パターン組織が太くなり、徐々に考える必要がなくなります。 この太い組織郡が大きくなり、一定のネットワークが構築された状態がいわゆる英語脳だと僕は推測しています。
よくある単語帳で、 単語と日本語訳 だけしか書いてないものがほとんどですよね。使い方もわからなければ、いちいち訳さないと出てこないのでまた辞書を引く羽目になります。こんなものは無意味の極みです。
それとTOEICばかり勉強して高得点を持っているのに全然話せなかったり、逆に感覚的に話せても本が読めなかったり(僕はこのタイプ)では効率が悪いです。 多少時間がかかっても、この学習基本パターンにのっとって総合的に、各項目のレベルを揃えるように習得するのが英語脳までの最短かつもっとも効果的なルートです!
補足
基本パターンに!必須!と書いてあるシャドーイングとディクテーションは脳の複数のエリアにまたがる練習法なので、時間はかかりますがその分の効果は絶大です!
シャドーイングでは、自分の音声を録音しながらやれば、一番いい発音の練習になる上に、口、耳、ネイティブらしい用法の組織を一気に構築できます!ただのリスニング、スピーキング以上の効果がありますよ☆
ディクテーションでは、自分のリスニングの練習と、書き出してしまえばシャドーイングもできるという全項目を網羅している最強の練習法です。ただ、知らない単語やリエゾンなどが入ると、いくら聞き返しても絶対に聞き取れるようにならないので、スクリプトのあるものか、なければスカイプ英会話のネイティブ先生などに解説してもらってください。正直 ここがネイティブ先生一番の役立ちポイント だと思います。
実用例
ただ、ここまでの労力を何万とある全ての単語に費やすには3回ぐらい生まれ変わらなければならないと思います 笑
一つやるのに1時間ぐらいかかりますからね。
なのでポイントとして、「これかっこいい!」とか「これめっちゃ使いそう!」と思ったものだけで構いません。
僕自身、7割は単語と意味だけ、2割は画像付き、1割は上記の方法って感じでやってます。
自作デジタル単語帳のいいところは、自分で単語帳を作っているので「あっそういえばこれ調べたな」なんて時に後で検索してすぐに参照して、エビングハウスの忘却曲線の理論で覚えた単語を保持できるところです。
単語と意味だけのものでも、一度生きた会話で使えばかなり定着しますし、仮に間違えて使っていて、後で正しい意味を見つけたとしても、そもそも思い出として太く残っているものの詳細を入れ替えるだけなのでゼロからやり直し!にはなりません。
「ほな7割のやつだけでええやろ」と言われそうですが、1割の上記の方法は一つの単語の周りに全項目を含んだパターンの神経組織を脳にごそっと組み込むことができます。できる範囲でいいので極力やるようにしてください。
原材料からケーキを作るより、スポンジやクリームを買ってきた方が早くケーキが作れますよね☆
はじめの方は大変ですが、コツコツ積み重ねていくと寝ている間に脳が情報整理とパターン化をどんどん進めていくので、学習スピードと量は加速的に上がっていきます!
脳科学的な英語学習方法、いかがでしたか?
基礎を身につけてから少しづつ難易度を上げていった方が、結果的には早く習得できる。 一般にものを習得するときには、まずは大局理解しておくことが大切。始めは細部を気にせず、おおまかに理解し、細かいことは、その後で少しづつ覚えていく。
引用元: たかが英語されど英語 おとなの英語習得法
こういう解析もありますので僕の「英語の文法を基礎から!- Grammar from the ground up」 シリーズ、是非読んでみてください^^
では、今回はこの辺りで♪
パソコンを使った録音方法やGrammarly、Text to Speechなどの近代兵器を存分に英語学習で使う方法も別記事でやります!お楽しみに!^^
追記
1. 当初、僕のブログは僕個人の経験上にしか基づいてないので説得力に欠けるかな〜と思ったのですが、この記事を書くため参考にした脳科学的に正しい英語勉強法
で、僕が今までやってきて一番効果があるな〜と思っていたことが脳科学的に証明されていて感無量でした(T^T)
と、同時にもっと早くこれを読んでいれば...と後悔も 笑
この本に書いてあることは100%間違いないです!
なので僕の後悔を無駄にせず、ご興味あれば読んでみてください!(もちろん無理強いはしませんが^^;)
2. 僕が使っている単語帳アプリはStudiesというものです。iPhne版はは無料ですがMac版は$29.90かかります^^:
他にもいいものがあるかもしれないので、、単語帳アプリを探すときは「Flashcard」で検索してみてください☆
Thank you for reading☆ Kazie
Hello kazie!
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こ、これは!
英語だけでなく、全ての勉強、そして人生に通じるものがありますね!
一つの単語の意味がわからなくても、全文を通じて意味と使い方を理解することの大切さがわかりました。
いや、ほんとにそうなんですよ!英語学習の人生に通ずる感半端ないです!
参考になれてよかったです〜嬉しいコメントありがとうございます^^
@kazieさん初めまして。時折、記事を拝見しています。とても勉強させて頂いてます。実は何気ない日常を記事にしていただきたくご連絡しました。こちらは@steemit-jpの企画になっています。
詳細はこちらになります。
https://steemit.com/jp-friendship/@steemit-jp/jp-friendship-1
私からのバトンを受け取っていただけると幸いです。
ちなみに私の記事はこちらです。