[PRIVATIX] 世界初のインターネット帯域幅マーケットプレイス

in #japanese7 years ago (edited)

余った帯域幅をシェアして、寝ている間も稼ごう!

インターネット契約でブロードバンド接続に対して料金を支払っている人はたくさんいますが、その契約プランを完全に使い尽くしていると言える人はそれほど多くはありません。大容量コンテンツをダウンロードしたりすることもありますが、基本的に日中は仕事をしていて、夜は寝ている時間が多いためです。

Privatixは、そのように十分に活用しきれていない帯域幅をシェアすることで誰でも利益を得ることのできるプラットフォームを構築しようとしています。

Privatixが解決しようとしている問題

Privatixネットワークは、インターネットが今日直面している重要な問題を解決しようとしています。

厳しさを増すインターネット検閲

インターネット検閲の最も顕著な例が中国です。中国のユーザーは、検閲によって数多くのサイトにアクセスすることができなくなっています。そのようなサイトの中には、Google、Facebook、西洋メディアのウェブサイトなどが含まれています。しかし、検閲は何も中国にだけ存在しているわけではありません。キューバや北朝鮮のような国にもインターネットが普及していくにつれ、より多くの人がウェブに接続するようになっています。そして、そのような国の人々は情報へのアクセスに対する制限に直面しています。

インターネットの安全性

インターネットは安全な場所ではありません。政府、企業、サイバー犯罪者によって私たちのあらゆる行動が監視され、個人情報が傍受される恐れがあります。

コンテンツのデータ量増加によるインターネット速度の低下

最後に、インターネット上のコンテンツのデータ量の増加によって、ユーザーにコンテンツを配信する際の料金が高くなってしまうという問題があります。自宅で高速インターネットを利用することができる現在でも、HD動画を視聴しようとした時にフリーズすることが頻繁に発生しています。これは、高速コンテンツの配信のための十分な帯域幅を動画サイトが提供できていないためです。

Privatixネットワークの仕組み

トラフィックを共有したいと思うユーザーは、自らの帯域幅を他のユーザーに販売することができます。私たちはこのようなユーザーのことを「エージェント」と呼んでいます。他方、「クライアント」は、インターネットにアクセスするためにエージェントのコミュニケーションチャンネルを利用することになります。その際、データは暗号化され、IPアドレスは隠されます。そのため、Privatixネットワークを利用しているということは、外部からほとんど検出することが不可能となっています。

Privatixは、ユーザー間の支払いを調整するために独自の暗号通貨であるPRIXを発行します。PRIXは、他の暗号通貨や「リアルな」通貨と交換することができます。そのようなケースでは、PrivatixはユーザーのPRIXを売り、ユーザーにお金を送金することになります。

Privatixのコンセプトには重要なことが含まれています。ネットワークそれ自体とは別に、私たちは幾つかのアプリケーションを検討しています。このような概念実証(PoC)アプリケーションにより、新たなサービスを構築するためのネットワークのポテンシャルを他の開発者に示すことができ、プロジェクトの成長を支援し、プロジェクトがよりポピュラーになることを可能にします。

潜在的ユーザー

エージェントになることのメリットは明確です。誰でも余分なインターネット帯域幅を売ることで臨時収入を得ることができるからです。しかし、それには買い手の存在が必要となります。

まず第一に、インターネット検閲の厳しい国のユーザーがカスタマーとして考えられます。そのようなユーザーは、検閲のない自由な国に住むエージェントのチャンネルを通して、制限のないインターネットアクセスを楽しむことができます。さらに、Privatixはそのようなユーザーに対して興味深いアプリケーションを構築することも計画しています。

- その他の開発者
開発者は自らのプロダクトに反検閲機能を埋め込むことが可能となり、それによって広告や有料サブスクリプションなしでアプリケーションを収益化することができます。ユーザーは、そのアプリケーションがPrivatixネットワーク上で販売するトラフィックに対して支払いを行うことになります。

- HD動画やゲームのようなデータ量の大きいウェブサイトのオーナー
このようなユーザーは、Privatixネットワーク上でホスティングプロバイダーから購入するよりも安い値段でトラフィックを購入することができます。

- VPNプロバイダー
VPNプロバイダーは、検出が容易なためにブロックされやすいデータセンターのアドレスの代わりに、レジデンシャルIPを使用することができます。

プロジェクトの立ち上げとICO

プロジェクトの立ち上げのために、PrivatixはプレICOとICOを開催します。プレICOとICOで資金調達に成功した場合、Privatixネットワークは2018年の夏に稼働を開始する予定となっています。プロジェクトのタイムライン、技術詳細、ユーザーの法的保護などについては、ホワイトペーパー内で説明されています。

まず、PrivatixはPRIXのサブトークンであるPRIXYのプレICOを開催します。PRIXYは、イーサリアムプラットフォームの暗号通貨であるイーサで販売されます。プレセールでは、トークンは60%のボーナス付きで提供されます。つまり、1 ETHでは160 PRIXとなります。ICOが開始すると、PRIXYは1:1のレートで自動的にPRIXへと変換されます。

プレICOは2017年9月14日 23:00(日本時間)に開始し、2017年9月28日 23:00(日本時間)に終了します。

ぜひ弊社のSlackまたはTelegramチャンネルにご参加下さい! https://privatix.io

Originally published at https://medium.com/@privatix

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