仮想通貨とSNSと中央集権と非中央集権
今日は仮想通貨とは切っても切れん話の、中央集権と非中央集権について書くで。
まず、
中央集権(centralized)って言うたら、誰か中心になる人物や存在がいて、それ以外の人達は中心のものから影響を受けたり制御されてる状態の事やで。
非中央集権(decentralized)は、中央の存在がおらん状態で各人や部分が独立してつながりあってる状態のことやで。
ちょうどこの下の図で、
左が中央集権、右が非中央集権やわ。
ここまではええかいな?
そしたら中央集権って言われたら何が思いつくやろ?
まずは会社とか、学校ちゃうかな?社長や先生の言う通り動かなあかんやろ。
ほかは、オーケストラの指揮者と演奏者の関係とか、野球の監督と選手の関係とかそんなんやわ。
昔の殿様と武士・民衆もこの関係やでな。
勘のいいひとは気づいたやろけど、現代で言うたら共産主義の国とかはこれやわな。
もうちょっと詳しく言うたら、今のお金もこの中央集権やわ。
国っていう中央が管理しとるわけやから、国がつぶれたらお金の価値は0なるわな。
で、これ読んでくれてる人はたぶん買ってるやろう仮想通貨っていうのは、
この中央集権のお金っていう考え方を変える為に生まれたもんなんや。
(知ってる人は多いと思うから、詳しくは割愛するで)
で、なんでこの中央集権があかんねん?っていうとこなんやけど、
一言で言うと、中央となる人・物が好きなように管理できるのと、
リスクが全部中央にかかるからなんやわ。
中央が管理できるっていう事は裏返せば、
中央が好き放題出来るっていうことやわな。
せやから昔で言えば、殿様や王様の言うとおりにせなあかんかったんや。
これがな、今、インターネットのシステムそのもの自体にも、SNSに対しても言えるようになってきてんねん。
インターネットの仕組みっていうのは、サーバーっていう中継地点にみんながアクセスしてデータを見てるねん。
本とか調べるのに学校の図書館行って本読むみたいな感じやな。
で、その図書館(サーバー)に頼り切ってる状態やからだんだんと色んなひずみが出てきてるんやわ。
あとSNSに関しても最近これが言えるわ。
YouTubeにしてもTwitterにしてもフォロワーが多い人をみんな見て影響されるやろ?
それって上で言うたどれかの関係に似てると思えへんかな?
殿様⇔武士・民衆の関係やわな。
殿様の影響力がありすぎるんやわ。
嘘でもほんまの事でも殿様(中央)が言えば、みんな影響受けるわな。
それが情報の不平等性と不均衡が出て来とるわけや。
嘘でも信じるし、フォロワーが多ければなんでもありってわけや。
ほんで、もう既に世の中の賢い人らは、インターネットそのものの仕組みや、SNSも非中央集権にしようと動いてるんやわ。
多くのフォロワーを抱える人がSNSで好き放題に人を操って、
ネットのショッピングモールでも、そのモールが売りたい物だけをオススメしてきて、
大勢フォロワーがいる人の動画だけを優先的にオススメされて、
それで面白い社会になれるかいな?
ワイは、このインターネット自体の非中央集権化は確実に進んでいくと考えてるでな。
仮想通貨の新規銘柄とかでも、そういう関連の銘柄は見といた方がええと思っとるで。
変化は確実に進んでるし、1か所が変われば全体が変わるのはすぐやでな。
ほなまた。