AION CEOマット・スポーク Consensus2018でのスピーチ内容 その1
AION Network https://aion.network/ のCEO マット・スポーク(Matt Spoke)のConsensus2018でのスピーチ内容を、日本語に文字起こししたで!
彼は頭脳明晰やししゃべるスピードも速いから文字起こし大変やったで。
分析力と、誠実さと、プロジェクトにかける情熱は話からもただ者じゃないのが伝わってくるわ!
ぜひYoutubeで実際のスピーチ観ながら読んで欲しいで。
(5:28~)
Matt: 意義深いことは、どうすれば分散台帳の技術を支払いや金融資産のテクノロジーに応用できるかです。
私達が過去2~3年で実感したことはインターネットのインフラストラクチャーの再構築で、それはたぶんほとんどの産業の未来でもあります。
これがインターオペラビリティーの視点と関連する部分は、私達全員が、極めて孤立した断片化され互いに自然に相互会話の出来ないシステムをずっと今日も作り続けているという問題です。
幾らかの人はファイナンシャルシステムを構築し、ヘルスケアシステム、保険システム、支払いシステムを構築していますが、現実にはこれらの利用されるケースにおいてそれぞれのシステムは分離されたり孤立していてはいけないということです。
他のファイナンシャルシステムが支払いを要求し、ヘルスケアの手続きが保険ポリシーの証明を要求し、そして支払いを要求します。これらを一つの地点から別の地点へと絡み合わせます。
しかしチャレンジは何が全ての関心深いテクノロジーをリンクし接続させるのかです。最初によりシンプルなエコシステムに着目しました。恐らく皆さんが知る中でも数少ないものです。
そして何かが2017年に起こりそれが新プロトコルと新しいデザインの爆発的増加で、それはかなりの大きな角度で想定できる問題であり、私達が考慮しなくてはならない問題でした。それらは異なるデザインで、異なるニッチな利用ケースに渡るかなり多数のプロトコルです。
私はこれらのネットワークをまたぐ資産の流れだけでなく、ネットワークをまたぐ論理の流れも許容できるアプリケーションを作れるようになりたいと考えました。
なぜなら台帳Aから台帳Bに起こることを、中央集権制のようなアイデアをシステムに再導入することなしに実行したいからです。
つまり非中央集権のインターオペラビリティーを構築するということは、一昨年にあったプロジェクトの最初の推進力でした。そしてそれが今日まで私達を牽引しています。
(10:18~)
Q.(登壇者四名の)これらのプロジェクトはインターオペラビリティーの異なる方法ですが、どのような有用性があるのか、またなぜ全ての開発とリサーチの努力が一つのインターオペラビリティーのプロジェクトに注がれるのでしょうか?
A. Matt: 私が思うに、人々が問題解決のための異なる仮定を持っていることは明らかです。人々が相互運用性(インターオペラビリティー)を解決する時の方法を、私達は将来の展望として考えています。 そしてそれは解決する必要のある問題を補強するでしょう。
そこに到達するための方法は異なったアプローチになるし、異なった設計になります。
例えば仮想通貨資産のアトミックスワップと、異なるスマートコントラクト上で論理的なイベントの発生を客観的に証明することは非常に異なります。
異なる問題を解決するインターオペラビリティーの設計があるかもしれない、それは支払いのみか、または支払い+理論か、またはイーサリアムのようなスマートコントラクトを実行できるシステムかということです。
恐らく多様な解決方法の可能性があると思います。それぞれ並列に実行できるような多数の異なった仮定があることが健全だと思います。
そして市場の現実は、人々が他者から学び、お互いに切磋琢磨し、さらに先に進んでいくことで、これは私達が見たZCashからZK-snarkが産まれ、それが突然イーサリアムのロードマップのコアコンポーネントに組み込まれたことです。
これは多くのプロトコルに起こる事実であり、私達が問題解決のために異なる方法でお互いに取り組むことであり、恐らく私達がいくつかのアイデアを道具として今後学んでいくことです。
ですので、今後もいくつかのプロジェクトをまたいで似通ったアイデアを見かけるだろうと思います。